公益財団法人鳥取県スポーツ協会について

公益財団法人鳥取県スポーツ協会について

公益財団法人鳥取県スポーツ協会に賛助会員として参加させて頂いております。

山陰地方の東側に位置する鳥取県は人口約55万人と日本で一番少ない県です。そんな鳥取県のスポーツ振興の中心となる組織が「公益財団法人鳥取県スポーツ協会」です。

【目次】この記事を先読み

鳥取県スポーツ協会とは

鳥取県スポーツ協会は鳥取県のアマチュアスポーツの統括団体として、県内の加盟団体や体育・スポーツ関係機関の協力のもと、「広く県民にスポーツの生活化を推進するとともに競技力向上に努め、県民に夢と感動と活力を与えるスポーツ活動の一層の推進を図る（協会の基本方針）」組織です。

その歴史は各都道府県にあるスポーツ協会や体育協会の中でも長く、大正7年12月15日に設立された「鳥取体育協会」が前身です。

昭和23年に日本体育協会（現・日本スポーツ協会）し、平成24年に公益財団法人となり、令和2年4月1日に現在の「公益財団法人鳥取県スポーツ協会」へ改称しました。

鳥取県スポーツ協会は組織の基本方針にもあるように、県民へのスポーツ浸透と県内のスポーツ振興が活動目的となっています。では具体的にどのような活動や取り組みをしているのか鳥取県スポーツ協会の事業目的に沿って説明していきます。

都道府県にかかわらず国民の健康増進のための取り組みは行われていますが、鳥取県スポーツ協会はどのような活動をしているのでしょうか。

毎年開催される大きなイベントとして「鳥取県民スポーツ・リクリエーション祭」があります。このイベントは鳥取県と協力して開催されており、主な目的として「県民のスポーツ・レクリエーション活動の実践的活動の場として、また運動意欲喚起の機会」と位置付けています。

夏季（8月末）、秋季（10月末）、冬季（2月）の3つの時期に約40種目行われます。県民のためのイベントであり、参加資格は原則として鳥取県在住者です。

令和2年度で21回目の「鳥取県民スポーツ・リクリエーション祭」だったのですが、残念ながら新型コロナウィルスの影響で夏季大会は全て中止となり、秋季大会・冬季大会でも一部の競技が出来ませんでした。

県民参加の大きなイベントなので、早く平常に開催されることが期待されています。

国民体育大会いわゆる「国体」は都道府県持ち回りで毎年開催される一大イベントです。鳥取県スポーツ協会も県代表団体や選手の強化に取り組んでいます。また国体だけではなく、各種競技大会へ向けた強化も含まれます。

国体の実施競技は40にも及び、またそれ以外の強化も含まれるため、鳥取県スポーツ協会の加盟種目別競技団体は51団体になっています。

例えば冬季競技であれば「鳥取県スキー連盟」「鳥取県スケート連盟」「鳥取県アイスホッケー連盟」などです。

過去には鳥取県の地元開催ではありましたが、1985年の第40回国民体育大会「わかとり国体」で鳥取県の代表は優勝にあたる天皇杯・皇后杯1位に輝きました。

また競技団体以外にも市や群の体育協会、学校体育団体の支援活動も行っており、県内全域で幅広い年齢層へのスポーツ振興を行っています。

「スポーツを通して青少年のこころとからだを育てる」という理念のもと全国に数多くあるスポーツ少年団ですが、鳥取県スポーツ協会も県内の市町村スポーツ少年団の育成を支援しています。

また全国組織である「日本スポーツ少年団」の組織の一部として委員の選出などを行い、その運営に協力しています。

加入している青少年は小学生以上となっており、単にスポーツの技量を伸ばすだけには留まらず、「こころの成長」と「地域のキズナ」を掲げ、青少年教育の一翼を担う大事な取り組みです。

鳥取県の未来を担う青少年の育成にも鳥取県スポーツ協会は尽力しているのです。

鳥取県や県内の自治体が設置する「公の施設（住民の福祉を増進する目的をもって、住民の利用に供するために地方公共団体が設置する施設）」のうち、スポーツ関連施設の管理運営を鳥取県スポーツ協会は委託されています。

主な施設は次のとおりです。

・鳥取産業体育館・鳥取屋内プール・米子産業体育館・武道館・皆生市民プール・布勢総合運動公園・倉吉体育文化会館・倉吉自転車競技場などです。

施設管理だけではなく、施設ごとにイベントや競技会も開催しており、これも県民のスポーツによる健康増進に一役かっています。

鳥取県スポーツ協会は競技者や青少年への支援だけではなく、スポーツ指導者の育成の取り組みも行っています。主に「公益財団法人日本スポーツ協会」が認定する「公認スポーツ指導者」の資格取得のためのサポート事業です。

公認スポーツ指導者という資格ですが、「生涯スポーツ社会の実現を目指し」「快適なスポーツライフ」を実現するための推進役となる指導者としての資格で、年齢や技能レベル、興味など多様なスポーツ活動に対応するため、５領域１7種類の資格があります。

正しいスポーツ振興には正しい指導者が必要なので、この取り組みも協会として重要な活動だと言えます。

公益財団法人鳥取県スポーツ協会の詳しい情報は以下のとおりです。