きらりよしじまネットワークについて
弊社は、きらりよしじまネットワークの賛助会員として参加させて頂いています。
“地方創生“、“地域づくり“という言葉を聞き、あなたはどんなことを考えますか?
近年よく耳にする言葉ですが、
- 実際に各地域はどんな取り組みをしているの?
- 地方の活性化を成功させるためにはどうしたら?
こう考える方が多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、山形県の川西町という財政難だった地域を、住民みずからの手で活性化させた【きらりよしじまネットワーク】という組織について。
また、“住民参加“に重点を置いた運営、取り組み、実際に行っている活動の一部を紹介していきます。
- 地元が大好き!
- 自分の故郷のすばらしさをもっと発信したい!
- もっと良い町にしたい!
そう考える方の参考になる【きらりよしじまネットワーク】、早速解説していきます。
きらりよしじまネットワークとは?
地域づくりのためのNPO法人
きらりよしじまネットワークとは、山形県東置賜軍川西町の吉島地区にある、NPO法人です。
NPO法人とは、簡単に説明すると、
ボランティア団体を法人化(会社化)したものです。
きらりよしじまネットワークの活動目的は
- 地域活動の振興。
- 地域住民の生涯学習、社会教育、地域づくり、環境保全などを通したまちづくり。
つまり、地域、地域住民のための法人ということです。
特徴は、“住民参加型”の地域づくり。
きらりよしじまネットワークの大きな特徴として、地域住民の参加をうまく促している、ということが挙げられます。
住民参加の重要性については、また後述しますが、
・住民みずから問題を考え、話し合う。
・地域住民の力を利用し事業を行う。
これにより、住民、地域ともに成長できる環境が整います。
また、活動を継続することで、新たな住民の参加も期待できる。
多くの住民が参加することで、さらに新たな問題点の発見につながります。
4部会に分かれて活動
きらりよしじまネットワークは、4つの部会に分かれて事業を展開しています。
・自治部会
防災訓練や、こどもの見守り隊、産直市場や趣味などの交流事業、広報活動などを運営しています。
・環境衛生部会
こどものボランティアを中心とした、清掃活動等の環境保全事業、緑化推進事業などを運営しています。
・福祉部会
敬老会事業、こどもの育成事業、高齢者向けの生涯学習、介護予防事業、地域サロン等の福祉活動事業を運営しています。
・教育部会
こどもの保護者向けに、家庭教育に関する研修事業、こどもの体験活動などの育成事業、社会参加を促す趣味講座などを運営しています。
では次に、きらりよしじまネットワーク設立の過程について解説していきます。
“財政難”から生まれた、きらりよしじまネットワーク。
財政難のピンチを、地域再生のチャンスに!
吉島地区は財政難により、地域の公民館を公設民営化、つまり自分たちの手で運営していくことになりました。
運営には大変な努力が必要になりますが、話し合いを重ねた結果、
『自分たちの手で地域を改善していくチャンスだ!』
という結論に至り、改革を進めていくことになります。
地域再生のカギは、 “住民の関心”を高めること。
地域再生のために、住民の関心を高めることが重要です。
話し合う中、地域活動において“参加意識が低く、関心を持たない住民が多い”という問題点が上がってきました。
自分が住んでいる地域の問題点、深く考えたことはありますか?
ないという方が多いと思います。
その理由は、地域づくりに関心をもつ“きっかけ“に参加したことがないからです。
何かを考えるためには、考えるきっかけがないと始まりません。
住民が参加することにより、関心を持ち、考えるきっかけを作る。
これに重点を置き、地域組織の再編、一体化を行いました。
そして、約3年の歳月をかけ、NPO法人【きらりよしじまネットワーク】が誕生することになったのです。
地域づくり成功要因は“参加 “
きらりよしじまネットワークの一番の成功要因は、“住民の参加”に重点を置いていることだと、私は考えています。
住民が地域づくりのために、行動するまでの流れは以下の通り。
●参加する→②考えるきっかけ→③当事者意識を持つ→④行動する。
行動を起こすためのスタート地点、“参加“に重点を置いています。
だからこそ、より多くの人が考え、行動する組織となっているのです。
また、多くの住民参加により、地域コミュニティーが活性化します。
近年日本では“地域住民同士のつながりが薄い“ことが問題となっています。
より多くの人をつなぐきっかけに。
さらに、高齢化社会における高齢者の参加機会を得るためにも、コミュニティーの活性化は重要です。
地域づくりには産業の活性化や、インフラ基盤なども大事になります。
しかし、住民みずから“参加”することがすべての基盤です。
少ない人数で問題点を解決するよりも、多くの人の力を結集したほうが、良い結果が得られるのは明確。
その多くの人々は、きらりよしじまネットワークの活動を通してしっかりとつながっています。
だからこそ、一丸となってまちづくりを進めていけるのでしょう。
気になる事業の一部を紹介。“世代間“交流と、“都市部との”交流
世代間交流で、地域の人とのつながりが生まれる。
自治部会の事業のなかで、“世代間交流ゴルフコンペ”、“世代間交流麻雀大会”が開催されています。
文字通り、趣味などの活動を通じて地域住民間の交流を図るものです。
若者から高齢者まで、様々な世代の住民が交流する。
これにより、普段の生活では関わらない人との“つながり”が生まれます。
福祉部会には“児童クラブ”という事業があります。
共働き世帯などを対象に、数十人の児童を預かり、遊びや生活を通して育成を行う事業です。
こどもにとって、学校以外のコミュニティーに属することは、貴重な体験になります。
さらに、地域に眠っている人材(高齢者やリタイア後の方など)も活かせるため、双方にメリットがありますね。
夢未来ミーティングでは“住民と都市部の学生”、それぞれの力を共有。
自治部会に、“夢未来ミーティング“という活動があります。
これは住民と都市部の学生が共同で、吉島地区の改善プロジェクトを話し合うという交流事業です。
きらりよしじまネットワークは、地域住民のつながりを重要視しています。
それだけでなく“都市部の学生”という、自分たちと異なる環境にいる人と、つながる機会も作り出しているのです。
おたがい良い刺激になりそうな活動ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
財政難の危機から、“住民の参加“に重点をおき、住民みずからの手で地域を変えた【きらりよしじまネットワーク】。
今回紹介したきらりよしじまネットワークの特徴、活動はごく一部です。
・人材育成事業。
・広報活動。
・講習会、研修会事業。
・地域産業振興事業。
ここで紹介しきれない、すばらしい活動がまだまだたくさんあります。
気になった方は、下記の公式ホームページを覗いてみてください。
公式ホームページURL | http://www.e-yoshijima.org/ |
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設立 | 2007年4月 |
所在地 | 〒999-0214 山形県東置賜軍川西町吉田5886-1 (川西町吉島地区交流センター) |
アクセス | ◇鉄道をご利用の場合◇ ・【JR高畠駅】山形新幹線・奥羽本線(山形線)下車 ・【JR羽前小松駅】米坂線 下車 ・【JR羽前小松駅】西口 タクシーで約6㎞(およそ10分) ◇自動車をご利用の場合◇ ・【東京・福島方面】東北中央道「米沢北IC」から国道13号線北上、約11㎞ ・【仙台・山形方面】山形自動車道「山形蔵王IC」から国道13号線南下、約41km |
連絡先 | Tel 0238-44-2840 Fax 0238-44-2841 E-mail info[アットマーク]e-yoshijima.org |
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