熱中症予防声かけプロジェクトについて
「熱中症予防声かけプロジェクト」とは、熱中症予防の正しい知識を普及する事を目的に、民間企業や行政機関が「声かけの輪」で熱中症対策を呼びかけていこうと、2011年から行われている取り組みです。
同プロジェクトは総合運営事務局(東京都渋谷区)が中心となり、企業賛同会員・行政賛同会員・民間団体賛同会員の組織で構成され、2020年9月には賛同会員が1,616団体となっています。
2019年11月に開催された熱中症啓発活動を表彰する式典「ひと涼みアワード2019」では、キリンビバレッジ(株)が「イベント部門 最優秀賞」と「第3回熱中対策症アドバイザー賞」を受賞しています。
どんな活動をしてるの
「熱中症予防声かけプロジェクト」では次のような活動を通じて、熱中症予防を呼びかけています。
人が人に「ちょっと、一休みしませんか」企業が人に「ひと涼み」を呼びかけたり、提供する事で、みんなのコミュニケーションによって熱中症を予防する事も出来ます。
また、日本らしい習慣、隣近所のお付き合いなどを取り戻していく事からも、日本伝統の夏を快適に過ごそうと「声かけ」を薦める運動をしています。
また、地方自治体による本プロジェクトのロゴマークなどを活用したポスターやパンフレット・広報誌などの配布や、地方自治体の庁舎やアンテナショップ等の関係施設における一時休息場所(クールシェルター)の設置等も行っています。
その他、ウエブ通信制の熱中症対策アドバイザー養成講座及び資格制度を展開し、イベント・スポーツ・教育・保育・介護等の現場における熱中症対策の実践スキルを身につける人材の育成も行っています。
2016年からは「ワールド声かけ隊」と称し、訪日外国人に熱中症を呼びかけるイベントの実施や動画の作成・配信を行っています。
プロジェクトが目指す3つの構想
〇まちの避暑地構想
日本中の店舗や事業所で〝ひと涼みしてください″と声かけをして、まちの避暑地を多く作る事で熱中症を防げるかもしれない。
〇声かけの絆つくり構想
家族・同僚・友人・近隣に対する気づかいとして、相互に声かけをして絆を深める事で熱中症を防ぎ、社会全体に新しい絆が生まれるかもしれない。
〇冷やし系ライフスタイル構想
日本らしい風物や習慣で、日本の夏を楽しく快適に過ごすための新しくて、懐かしい衣食住の提案。
そして、次の5つの「声かけ」を熱中症予防の参加企業、参加自治体等が各々の活動を通じて国民の皆さんに呼びかけています。
・温度に気を配る:体で感じる暑さと実際の気温は違うから、暑さに敏感になろう。
天気や気温を天気予報などでよく知り、外を歩く時は出来るだけ日陰を選んで日傘や帽子、涼しい素材の服を着用して歩きましょう。
・飲み物を持ち歩く:いつでもどこでも飲み物を持ち歩き、水分補給をしよう。
また、塩分も汗をかくことにより失われていきます。体内の塩分濃度が下がれば、逆に脱水症状や熱中症が起こりやすくなってしまいます。スポーツドリンクや塩分の含まれた飴などで補給するようにしましょう。
特にお年寄りは、のどが渇く前に飲む、こまめに飲むようにしよう。
・休息を取ろう:疲れている時は熱中症にかかりやすいです。休息をとるようにしよう。
疲れを感じたら、涼しい場所で休息をとるようにしよう。
頑張りすぎは禁物です。
・栄養を取る:きちんと食事をとり、バランスよく栄養補給をしましょう。
夏場で食欲がなくなった時も食材を工夫して、体力をつけましょう。
・声をかけあう:家族や近所同士で「水分とってる」「少し休んだら」などの声をかけ合い
特に体力のないお年寄りや子供には注意するように声かけをしましょう。
熱中症予防声かけプロジェクト事務局 | |
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サイトURL | https://www.hitosuzumi.jp/ |
設立 | 平成24年6月1日 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-26-17 渋谷デュープレックスB‘s5階 |
TEL | 03-6441-4923 |
FAX | 03-6441-4894 |
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