「どうしたらお金って貯まるんだろう‥」
中々貯金ができずにお悩みの人も、少なくないのではないでしょうか。
実は、お金が貯まる人は、暮らしの中で貯まりやすくなる工夫を習慣化していたのです。
本記事を読むことで、お金が貯まりやすい人の習慣が分かり、無理なく貯金できやすい家計を目指せます。
この記事を執筆したファイナンシャルプランナー | 鳥谷 威 |
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事業所 | 有限会社バード商会 | FPの流儀 |
保有資格 | CFPⓇ認定者 1級FP技能士 証券外務員1種 DCプランナー2級 |
所属団体 | 日本FP協会 |
お金が貯まる人の習慣:家計の収支の見直す習慣
手取りの収入を把握している
手取りの収入を把握することは、お金が貯まりやすい習慣の一つです。
手取りの収入とは、会社員の人であれば税金(所得税、住民税)と社会保険料(健康保険、厚生年金、雇用保険など)を差し引いて、最終的に手元に残る金額のことを指します。
よく、「年収ベース」で考える人も多いかもしれませんが、上手に家計のやりくりや貯蓄を行なう上では、手取り収入での把握が欠かせません。
手取りの収入の把握はお金が貯まる習慣の第一歩だといえます。
月の支出を把握している
手取りの収入を把握した次は、月の支出を把握していきます。
支出を把握する上で1番メジャーな方法は、家計簿を付けることです。
家計簿を付けることで、普段どんなものにお金を使っているか項目ごとに支出の把握ができます。
月にどのくらいの支出があったのか家計全体のお金の流れを知ることで、収支の改善に繫がります。
お金の使い方を見直している
月の収支が把握できれば、今度はお金の使い方を見直していきます。
これまでお金の使い方を見直したことがない人は、家計簿を通して全体を見てみることで、ムダな出費が分かるようになるはずです。
もし、どこにムダなのか分からない場合は、「生活をする上でその費用は必要なものなのか、それとも欲しいものか」で考えてみましょう。
まずは収入の範囲に支出を抑えることがポイントです。
お金が貯まる人の習慣:負債管理の習慣
自分自身の借金を把握している
自分自身のローン残高は、把握していますか。
ローンというのは、借りているお金のことですので、将来返さなければならない「借金」です。
負債管理の習慣がある人は、「全部でいくら借りているのか」「金利はどのくらいか」といったことを正確に把握しています。
まずは、毎月の返済額はいくら必要なのか把握することが、負債管理を行なう上での第1歩です。
定期的にローンの返済方法を見直す
各種ローンの返済を見直すのも一つです。
例えば、クレジットカードは一般的に3回以上の分割で金利がかかってきます。そのため、できる限り金利がかからないような払い方をするのが望ましいです。
住宅ローンであれば、金利を下げる方法として住宅ローンの借り換えが検討できます。
まとまったお金を入れることで、毎月のローン返済額を軽減、あるいはローンの支払い期間を短縮することも可能です。
利息は、長期的に考えると将来に及ぼす影響は大きいですので、定期的にローンの返済方法を見直しましょう。
負債はクレジットカードで一括管理
最近は、キャッシュレス決済の動きが活発になっています。
キャッシュレス決済とは、クレジットカードやIDなどを使って支払いを済ませることです。
例えば、クレジットカードをカード会社のアプリと連動させることで、公共料金の支払いや生活費など家計の支出を一括管理できます。
また、クレジットカードを利用することにより、ポイントが貯まる点も魅力です。
お金が貯まる人の習慣:先取り貯蓄の習慣
先取り貯蓄を行なっている
お金が貯まる人の習慣に、先取り貯蓄があります。
先取り貯蓄とは、給与をもらったタイミングで一定の金額を先に貯蓄に回すことです。
自分自身が、無理のない範囲で貯蓄できる金額をあらかじめ決めておきましょう。
月の余ったお金は貯蓄に回している
月の余った分は使わずに貯蓄する習慣が付くようになると、お金が貯まりやすくなります。
具体的に、収入から支出を差し引いて、月の余った残りのお金を貯蓄に回すという方法です。
毎月の習慣にしてお金が貯まりやすい家計を目指しましょう。
専用の貯蓄口座を持っている
貯蓄専用の口座を持っておくのも、お金が貯まりやすい習慣です。
普段の生活で使用する口座と、貯蓄する口座の2つに分けておきます。
こうすることで、自然とメリハリが付き、生活用の口座で毎月のやりくりをする習慣が身につきます。
お金が貯まる人の習慣:所得控除制度を活用した投資
つみたてNISAで将来の資産形成をしている
つみたてNISAは、少額からでも始められて将来に向けた資産形成ができる制度です。
NISAとは、非課税で運用できる制度のことを指し、投資で得た利益すべてが自分のものとなります。
つみたてNISAを使うことで、年間40万まで投資が可能で、最長で20年間運用できます。
毎月決まった額を長期で分散しながら積み立てることで、リスクを抑えながら時間を味方に付けた資産形成が可能です。
iDeCoで老後資金を作る
iDeCoとは、老後の資金を資産形成で準備する制度のことです。
国が推奨していることから、税金面で3つの優遇措置があります。
- 1. 掛金に対して所得控除を受けられる(掛金上限あり)
- 2. 運用して得た利益に税金がかからない
- 3. 受け取るときに所得控除が受けられる
上記のように、iDeCoを活用することで所得控除を受けながら、老後に向けてまとまった資金の準備が可能です。
ただし、iDeCoは原則60歳まで引き出すことができませんので、節税だけを目的として始める場合には注意してください。
ふるさと納税を活用している
ふるさと納税を活用することで、寄付金控除を受けられます。
ふるさと納税とは、全国の好きな自治体を選んで寄付できる制度です。
例えば、自分が生まれ育った故郷や応援したい自治体に寄付することで、お礼にその地域の特産品がもらえます。
2,000円を超えて寄付することで、寄付をした翌年に所得税の還付や個人の住民税が控除されるのがメリットです。
寄付できる額はその人の収入によって変わります。自分自身がいくらまで寄付できるのか、有名な公式サイトの「さとふる」や「ふるなび」などを使いながら、事前にシミュレーションしてみましょう。
お金が貯まる人の習慣:資産運用
投資と投機の違いを理解している
投資と投機の違いを理解しておくことで、「どのくらいリスクがあるか」を考えられるようになります。
投資とは、知識を駆使して、将来の成長が期待できそうな会社に資金を投じることだと言われています。例えば、(色んな意見がありますが)投資信託や株式投資などが当てはまります。
一方、投機とは、不確実だが当たれば短期間で大きな利益を獲得できるものへ資金を投じることです。例えば、(色んな意見がありますが)競馬やパチンコ、FXなどが当てはまります。
冷静な判断をするためにも、知っておいて損はないはずです。
複利の考え方を知っている
複利の考え方は、長期で資産運用をする上で必須の知識です。
複利とは、元本についた利息に対してさらに利息が付くことです。
そのため、時間をかけた長期での資産運用が行えるのであれば、こつこつ積み立てて複利の力を借りることで、負けにくい資産運用を実現させることができます。
ちなみに、相対性理論で有名なアルベルト・アインシュタインも、「複利は人類最大の発明だ」と評しているほど、重要な考え方です。
くれぐれも、投資に「絶対はない」ということは理解しておきましょう。
自分で考えて投資を行なっている
資産運用は、自分自身で考え判断することが最も重要だといえます。
酷なようですが、投資の世界においてはすべてが自己責任です。
本やネット検索などを利用しながら、「知りたい情報は自分で調べて得る」という習慣を付けましょう。
お金が貯まる人の習慣:副業など複数の収入源を持つ習慣
得意なスキルや技術を活かして稼ぐ
得意なスキルや技術を活かせば、副業に繫がるケースも多いです。
自分自身はできて当たり前のことでも、誰かにとっては喉から手が出るほど知りたいスキルかもしれません。
今はネットでも、自分のスキルや技術を活かせるような場所がありますので、探してみるのもおすすめです。
好きな事で稼ぐ方法を考える
好きなことでお金を稼ぐのは、まさにこれからの時代を生き抜くための考え方だといえます。
代表的なものとして、YouTubeやブログ、あるいはSNSを使った発信などです。
働き方や生き方が多様になっていますので、これから先は好きなことが仕事になる可能性も大いにあるでしょう。
フリマアプリで不要なものを売る
フリマアプリで家にある不要なものを売るのも一つの方法です。
例えば、メルカリやラクマなどのアプリを使えば、簡単に出品できます。
また、家が綺麗になれば心の余裕にも繫がりますので、まさに一石二鳥でしょう。
お金が貯まる人の暮らし方には共通点がある
家計管理にメリハリがある
お金が貯まる人の家計管理は、メリハリがあります。
普段の生活では、なるべくムダ使いをしないように心掛け、必要なときには惜しまずお金を使います。
このように、家計管理にメリハリを付けておくことでより有効的にお金を使うことができ、精神的な心のゆとりにも繫がるはずです。
暮らしの中で節約を楽しんでいる
お金が貯まる人は、日々の暮らしの中で楽しみながら節約をしています。
苦痛を伴うような過度の節約は、長続きしません。
そのため、自分自身ができる部分から、少しずつ節約をする心掛けが大切です。
生活の中で節約を意識しながら、無理のないところから始めてみてください。
人生のライフプランを考えている
お金が貯まる人は、ライフプランについて考える習慣があります。
ライフプランとは人生についての計画です。
ライフプランを通して、今後のビジョンや目標、あるいは将来起こり得るライフイベントの際に「どのくらいお金が必要になるか」を事前に考えることができます。
より充実した人生にするためにも、自分自身や家族のライフプランについて1度考えてみましょう。
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