楽天の後払いを払わないとどうなる？滞納や期限切れ・払い忘れ時のリスクや対処方法を解説

「楽天の後払い決済をしたものの支払いができない」「楽天の後払いが支払えない場合はどうなるの」と不安に思っている方がいるのではないでしょうか。

まずは楽天の後払い決済がどのようなサービスであり、支払い期限がどれくらいであるのかを知る必要があります。

本記事では、楽天の後払い決済のやり方をはじめ、利用する際に注意点や後払いが遅れた場合の対処方法などをご紹介します。

すでに支払い期限が過ぎてしまった方は、これからの流れを把握しておくためにぜひ本記事の内容を参考にしてください。

楽天の後払いを遅れるとどうなる？

楽天の後払いの期限を過ぎてしまった場合、支払いを促すようなメッセージが来たりします。支払いを促すメッセージは、さまざまな方法や手段で伝えてきます。

例えばメールで来ることもあれば、ハガキや電話に督促するようメッセージが伝えられる場合があります。延滞金や遅延損害金はありませんが、支払い期限を過ぎた場合は早めの支払いをおすすめします。

また2ヶ月〜3ヶ月ほど支払い期限を過ぎてしまった場合、2度と楽天の後払いが利用できなくなってしまうこともあります。他の通販サイトでも後払い決済の審査が通らなくなるなど、クレカを持っていない方にとっては大きな影響を及ぼすことになります。

さらに最悪の場合、法律事務所や弁護士から法的措置を取られたり、裁判に訴えられる可能性もあります。社会的信用を失うことにもつながります。

商品購入会社からメールで支払いをするように連絡がくる

楽天後払いの支払いは、請求書発行後14日以内に行う必要があります。

支払い期限を過ぎてしまうと、まずは商品購入会社から支払うようメールでメッセージが届くことが多いです。商品購入会社も「支払いを忘れているかもしれない」と想定し、最も手軽な手段であるメールを用いることがほとんどです。

また支払い期限を過ぎたらすぐにメールが届くのではなく、期限を過ぎてから1週間以内にメールが届くケースが多く見かけられます。

支払い期限最終日に支払いを済ませた場合は、支払い済みであることが商品購入会社に伝わらず、行き違いでメールが届く可能性もあります。

請求会社からハガキや電話、メールで督促される

商品購入会社からのメールを受け取った後も支払いをしなかった場合、次は請求会社からハガキや電話、メールが届きます。連絡手段は各請求会社によって異なりますが、ハガキで督促されることが多いです。

これらの請求会社を自身で選ぶことはできず、審査によって確定します。

請求会社からの督促ハガキやメールなどは1回だけではなく、1回目の督促状で設けられた支払い期限を過ぎた場合、もう1度督促状が送られてくることがあります。

初めの支払い期限を過ぎてから2週間〜3週間ほどの期間内に、最終警告ハガキやメールが届くことがほとんどです。

法律事務所・弁護士から法的措置、裁判に訴えられる

請求会社からの督促ハガキやメールなどが送られてきても支払わなかった場合、法律事務所や弁護士から連絡がきます。連絡手段は、電話やメール、ハガキなどさまざまです。

法律事務所や弁護士は、請求会社に委託された債権回収代理人です。1ヶ月ほど請求会社からのメールなどを無視してしまうと、悪質性があると見なされ弁護士などに委託するケースがほとんどです。

さらに法律事務所や弁護士からの連絡も無視し続けると、裁判所からの督促状が届きます。すなわち訴えられるということです。裁判所経由で連絡がきた場合は、商品購入金額以上の金額を請求される可能性があります。

楽天での後払い決済が利用できなくなる

楽天の後払い決済で支払い期限を過ぎてしまうと、滞納している間は楽天での後払い決済が利用できない可能性が高まります。

ただし滞納分を支払えば、再度楽天での後払い決済が可能になることもあるため、2度と利用できないというケースは珍しいと捉えられます。

また楽天市場の商品の中には、クレカか後払い決済の2つの方法からしか選べない商品もあります。そのためクレカをお持ちではない方が後払い決済が利用できなくなることは、「楽天での買い物が困難である」ということにもつながります。

他の通販サイトでの買い物にも影響することでしょう。

延滞金・遅延損害金はない

楽天の後払い決済で支払い期限を過ぎてしまっても、延滞金や遅延損害金が加算されることはありません。

一般的な後払い決済であると、支払い期限を遅れた分の延滞金や遅延損害金が発生することがほとんどです。それに対し楽天の後払い決済は、延滞金や遅延損害金がないためその点は安心してください。

しかしいつまでも支払いをしないわけにはいきません。裁判所を通して訴えられてしまうと、購入代金以上の金額を請求されてしまうケースもあります。そのようなケースを避けるためにも、支払い期限を過ぎてしまった後でもできるだけ早めの支払いをおすすめします。

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楽天後払い決済のやり方と審査と注意点

楽天後払い決済を利用するには、商品を購入する際に支払い方法の選択で「後払い決済」を選びます。

後払い決済を選択すればすぐに利用できるのではなく、請求会社による審査が行われます。すでに後払い決済で滞納している場合は、審査を通過することは困難である場合もあります。

また楽天後払い決済では、購入代金とは別に手数料が必要であったり、利用可能金額が制限されていたりと、いくつか知っておくべき注意点があります。手数料は請求書発行に必要なお金であり、250円が必要です。楽天後払い決済の利用可能金額は、54,000円(税込)までと決められており、多額の買い物には不向きといえます。

これらの注意点を理解した上で、楽天後払い決済で買い物を楽しむといいでしょう。やり方はとても簡単で、クレカの取得が難しい学生や主婦にとてもおすすめです。

楽天での購入手続き時、支払い方法の選択で「後払い決済」を選択する

楽天の後払い決済を利用するなら、まずは支払い方法から「後払い決済」を選択する必要があります。ただし既に後払い決済で滞納をしていると、後払い決済を選択することができない場合もあります。

また楽天の後払い決済を利用した後は、商品購入会社から後払い決済を利用した旨を伝えるメールが届きます。

さらに楽天会員ではない方は、楽天の後払い決済の利用はできません。そのため事前に楽天会員の会員登録を済ませておく必要があります。

楽天会員のユーザIDは、メールアドレスを使用することも可能です。

楽天を利用した注文者または送付先住所の一方が海外の場合も、後払い決済を利用することができないため要注意です。また配達方法がメール便などの場合、サインや受領印などが不要であるため、後払い決済が利用できないケースもあります。

数々の理由で後払い決済が利用できないことがあるため、商品を購入する前に購入方法の中に選択肢として「後払い決済」が含まれているのか確認しましょう。

請求会社(ジャックス・ペイメント・ソリューションズ株式会社・株式会社ネットプロテクションズ)を購入者は選べず、与信審査が行われる

与信審査とは、返済能力があるのかを判断する審査であり、後払い決済サービスの他でも行われることがあります。

楽天の後払い決済を利用するには、請求会社による審査を通過する必要があります。どの請求会社になるかは審査によって異なり、自身で選ぶことはできません。

請求会社の審査を通過した場合は、商品が届いてから2日〜5日ほどで請求書が発行・送付されます。請求書が送付される際には、請求会社から発送メールが届くこともあります。どの請求会社でも、支払い期限は請求書発行後の14日間です。

また与信審査に落ちてしまった場合は、支払い方法を後払い決済以外の方法に変更する必要があります。支払い変更の案内を受けてから7日間変更手続きを行わなければ、注文内容はキャンセルとなります。

後払い決済には手数料(250円)がかかる

楽天の後払い決済を利用すると、手数料として別途250円が必要です。請求書発行料として必要なお金であり、商品購入代金の金額に関わらずかかります。

何度も後払い決済を利用する予定があるなら、何度も利用するよりも1度の後払い決済でまとめて買い物をした方がお得です。

また後払いの支払い方法で銀行振込を選んだ場合、手数料250円の他に銀行振込手数料も負担しなければいけません。そのため手数料による負担を軽減するには、コンビニ払いを選ぶことが無難でしょう。

54,000円(税込)までしか決済はできない

楽天の後払い決済は、54,000円(税込)以上の買い物には利用できないところが注意すべき点です。そのため金額が大きいものを購入する際には適しておらず、金額がそこまで張らないものを購入する際におすすめです。

なぜ54,000円(税込)以上の買い物で、後払い決済が使えないのかというと信頼性に関係するからです。請求会社にとっては、後払い決済を行った後にきちんと支払われる保証がありません。正直いうと後払い決済を利用した方の中には、実際に支払いを怠る方も見られます。

また後払い決済を行った後に、想定したよりも支払いが困難であるという方もいます。そのような方が無理のない範囲で買い物できるよう、支払い可能金額が設定されています。54,000円(税込)までしか後払い決済が使えないことは、金銭感覚や物欲をコントロールするためにも大事な条件ではないでしょうか。

不便に感じている方もいるかもしれませんが、支払いに無理のない範囲で買い物をすることが大切です。

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楽天の後払いの支払い期限が過ぎた時にすべきことと支払い方法

楽天後払い決済で買い物をしたものの、支払い期限をつい忘れてしまうことや、金銭的な面で支払いが難しかったということもあります。

支払い期限を過ぎてしまった場合は、まずは後払い事業者に問い合わせましょう。問合せ窓口の電話番号は、請求書に記載されていることがほとんどです。

また支払い期限を過ぎたからといって、その場にある請求書が使用不可になったわけではありません。そのため直ちに銀行振込かコンビニ、アプリで支払う必要があります。支払い期限を過ぎても、今ある請求書での支払いは可能です。

支払い期限が過ぎたことに気づかなかった場合、商品購入先または請求会社から新たに請求書が送られてくることもあります。その場合は旧請求書を処分し、新しい請求書での支払いを行いましょう。

後払い事業者の問合せ窓口に連絡をする

支払い期限を過ぎた場合、まずは後払い事業者の問合せ窓口に連絡してみましょう。後払い事業者の問合せ窓口の連絡先は、すでに届いている請求書はがきに記入されています。

後払い事業者を不安にさせないためにも、支払いができていない旨を伝えることは大切です。連絡をしなければ「請求書はがきをなくしたのでは？」などと、何か支払いができない理由があるのではないかと心配させることになります。

また楽天の後払い決済で発行された請求書はがきは、支払い期限が過ぎても基本的にそのまま利用できます。ただし請求会社から新たな請求書が発送されている可能性もあるため、一応確認のつもりで聞いてみるといいでしょう。

楽天の後払いでは、支払い期限を過ぎても延滞料金を支払う必要はありません。しかし改めて支払い金額を確かめるためにも、確認しておくことをおすすめします。

銀行振込かコンビニ、アプリで支払う

銀行振込の場合、請求書はがきに記載されている振込口座に支払う必要があります。その際各銀行窓口やATM、ネットバンクで手続きが可能です。銀行振込にかかる振込手数料は、自身で負担する必要があるため、料金を事前に確認しておきましょう。

コンビニで支払う場合、請求はがきを持っていきレジに提示するだけで支払いができます。コンビニ払いによる振込手数料は無料です。コンビニ払いが可能なコンビニは、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、コミュニティ・ストア、セイコーマート、ポプラなどさまざまです。その他のコンビニで支払いを行う場合は、請求書はがきに記載されている対象店舗で確認しましょう。問合せ窓口での確認も可能です。

楽天銀行アプリで支払いを行う場合、「楽天銀行コンビニ支払サービス」を用いる必要があります。請求書はがきにあるバーコードを読み取るだけで、楽天銀行から引き落としされます。請求書発行手数料である250円以外にかかる手数料はありません。ただし楽天アプリで支払いを行うには、「楽天銀行口座」と「楽天銀行アプリ」の取得が必要です。

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楽天の後払いの踏み倒しはできない(少額訴訟を起こされたり、給与や財産を差押えされる)

楽天の後払いは、支払わずに済ませるような踏み倒しはできません。そのため支払われないまだと、少額訴訟や給与・財産の差押えが行われる可能性があります。つまり裁判を起こされる可能性があるということです。

少額訴訟は、60万円以下の少額の支払いを求める裁判です。弁護士による警告を無視した次の段階で行われることが多いです。そのため何回も督促状を無視したり、弁護士からの連絡を無視するなどを繰り返すと、相手も少額訴訟を起こすことができます。

ただし請求会社側は、少額訴訟などに費用をかけたくないため、何度も督促状を送ったり警告したりします。そのため少額訴訟は、請求会社にとっても最終手段であると認識してください。

また少額訴訟を起こしても無視し続ければ、給与や財産を差し押えられる場合もあります。差押えでは強制的に支払いを促されるため、どうしても踏み倒しという手段は選べないというわけです。

さらに過去に差押えられたことがある方は、ローンを組む際や融資を求める際に審査に影響してしまいます。ずっとではありませんが、一定期間の間は融資を受けることは不可能であると思っておいた方がいいでしょう。

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楽天の後払いが払えない時の対処方法

楽天後払いの支払い期限は、請求書を発行してから14日間以内です。この期間内に支払いができない場合、または支払い期限を過ぎても支払いが難しい場合は何らかの方法で対処しなければいけません。

まず最初に思いつく対処方法は、両親や友達からお金を借りることです。現金をすぐに手に入れられるだけではなく、借入とは異なり利息がつかないことが大きなメリットです。ただし利息の代わりに、多めの金額や物で返すなどのお礼は欠かせません。

また頼れる家族や友人がいない場合には、自分が持っている不用品を売って現金を作ることも可能です。他にも日雇いやアルバイトで、支払いに必要な金額を稼ぐこともおすすめです。

一時的にお金を借りたいと思っているなら、支払う方法としてカードローンを利用する方法もあります。カードローンを利用しても支払いがゼロになったわけではありませんが、自動的に支払い期限を伸ばすことが可能です。

それらの方法でも支払いが追いつかない場合は、弁護士に任意整理を依頼することも1つの手です。

両親や友達にお金を借りて支払う

どうしても支払いが困難である場合は、両親や友達からお金を借りることを検討してみましょう。両親や友達などの知り合いであれば、利息ゼロでお金が借りられる場合があります。

また金融機関などからの借入とは異なり、返済期限が厳しく設けられることも少ないです。そのためお金を入手するために手段として、最初に両親などに相談してみることをおすすめします。

ただし家族からお金を借りるとはいえ、借りすぎてしまうと贈与税の対象となってしまうケースがあります。借りた金額が110万円を超えてしまうと、贈与税を納める必要があります。しかし楽天の後払い決済では、買い物金額が54,000円(税込)までと制限されているため、そこまで多額のお金を借りることはほとんどないでしょう。

不用品を売って現金を作る

支払い期限までにまだ余裕があれば、家にある不用品を売って現金を作ることもおすすめです。家の隅々を探してみると、不用品が山ほど出てくることもあります。

不用品として販売されているものの中でも、ゲームソフトや家電、コスメなどが売れやすいです。ゲームソフトは時代が進むにつれて製造停止になるものもあるため、「久しぶりに子供の頃遊んでいたゲームソフトをやってみたい」という方に大人気です。

また家電の場合は、新品では高価であるためなかなか手が出しにくいものの、安い中古価格で販売されていれば購入しようと思う方も多くいます。さらに近年では男性も化粧をすることが多いため、男女ともに中古コスメの購入者も増えています。

このように何が売れやすいのか分析し、不用品を売っていくことが大切です。限定品などのなかなか手に入らない品物であれば、数万円以上の現金を作ることができるかもしれません。

日雇いやアルバイトをしてお金を稼ぐ

お金が借りられる知り合いもいなければ、現金にできる不用品もない場合は、日雇いやアルバイトでお金を稼ぐことを視野に入れてみましょう。稼いだお金で支払いをし、余ったお金は趣味に使うなり貯金に回すなりができます。

すでに仕事をしておりそれでも支払いが困難である方は、副業としてできる日雇いまたはアルバイトを探してみましょう。ただしその際には、年末調整や確定申告で収入の申告を行う必要があります。

また日雇いは即日に給料を手に入れることができる場合が多いですが、その他のアルバイトの場合は1ヶ月後に給料が支払われることが多いです。そのためすでに支払いが過ぎている場合は、日雇いでできるアルバイトを探すことをおすすめします。

弁護士に任意整理を相談する

弁護士に任意整理を依頼する場合、1社あたり3万円を相場に費用を支払う必要があります。依頼する内容によっては、1社あたり10万円かかる場合もあります。複数の会社から借入を行っているなら、費用が上がることになります。

ただし任意整理を行う会社は自身で選ぶことができ、借りているお金を全て任意整理する必要はありません。もともと金利が低い借入金は、そのまま返済を続けるといいでしょう。

カードローンでお金を借りて一時的に支払う

一時的に支払いを済ませておく手段として、カードローンを利用することをおすすめします。カードローンを利用することで、滞納することによる訴訟などを避けることができます。

またカードローンでお金を借りると、支払い期限が設けられますが、実質的に支払い期限を延ばすことにつながります。ただしカードローンの場合は、延滞料金がかかってしまうこともあります。その場合を避けるためにも、無利息期間を設けているカードローン会社を選ぶことがポイントです。(参照：楽天の後払いが払えない時に一時的に借りれる安心・安全なカードローン)

さらにカードローンでは、1度にまとまったお金を借りられます。そのため楽天の後払いだけではなく、他の支払いも一緒に済ませることもおすすめです。金利の値を比較しながら、借入の判断をしましょう。

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この記事の監修者	山口みき
自己紹介	金融WEBメディア運営・管理経験(3年以上)を活かし「お金借りる今すぐナビ」の編集・監修を担当。FP技能士や貸金業務取扱主任者・クレジット債権管理士の資格取得にも前向きに取り組んでおり、借り入れに関する疑問や不安に応えるため、常に正確で専門的な情報提供に努めています。
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