何か嫌な出来事があった時、我慢することが多くてストレスが溜まった時など、ほとんど無意識で無駄遣い、衝動買いしたという経験は誰にでもあるはずです。
しかし、毎月の収入はほぼ一定という人がほとんどです。予定外の出費があると、その後の家計費の工面に知恵を絞らなくてはなりません。予定にない無駄遣いをすると、たとえその時は満ち足りた気持ちになれるかもしれませんが、それは短時間のことで、後悔することがあります。
無駄遣いしないための努力や工夫を具体的に考えて、文章にして時々読んで気持ちを引き締めるだけでも無駄遣いの歯止めになるはずです。
- 無駄遣いしないために、家計費を見直して予算を立て、上限額を決める。
- 無駄遣い減らす第一歩は、ミニマルライフ、シンプルライフを目指すこと。
- 無駄遣いやめるために、未来に向けての貯金目標を立てて努力する。
- 無駄遣いやめたい人は巧みなセールストークにハマらず、衝動買いも絶対避ける。
- 無駄遣いできないように、買い物は分割払いやローンを封印し、現金払いにする。
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無駄遣いをしない方法はどうする?
ただ、漠然と無駄遣いしないようにと思ってもなかなか実行できるものではありません。
何か具体的な方法を決めて、努力する方が効果があります。
無駄遣い阻止のあらゆる方法を友人やネット、テレビなどの情報から検索し、自分に合った方法を取り入れましょう。
あまり現在の生活とかけ離れた方法や目標を設定すると長続きしません。
これなら毎日やり続けることができそうという方法を見つけて無駄遣いしない習慣をつけたいものです。
例えば、衝動買いで大きな出費をしたのに、後日使ってみたら思ったような商品ではなくて、失敗して痛い目に会った人は、買い物するまでに必ず1日考える時間を置くというルールを決めて実行してみるとか、簡単なこと1つから始めてみたらいかがでしょう。
家計簿をつけて使える上限金額を決めて無駄遣いしない
まず、自分自身のお金の使い方を知るために、家計簿をつけてみます。
1か月の収入と支出を確認して、今までのお金の使い方をチェックします。
手取り年収から1か月間に出費できる金額を割り出し、それを費目別に割り振ります。この場合は細かい費目に分けた方が具体的でわかりやすいです。
すぐに今までの出費の仕方を180度変えることは難しいので、今までとあまり変わらない程度の出費目標を立てます。それと同時に上限額を設定し、最低限その上限額を超えないような努力をしましょう。
家計がやばい時は特に、家計簿をつけて上限額を決めることによって、あまりに無茶な出費を抑えることができるはずです。
季節や月によって出費の傾向は違いますが、前年度の同じ月と比較して出費が減っていたとしたら家計のやり繰りが上手くいった証拠になります。
支出項目ごとに予算を設定して無駄遣いしない
ただむやみに「無駄遣いをしない」ではモチベ―ションが上がりません。
マイホーム資金、旅行資金、教育資金などとして具体的にいくらお金を貯めようという目標がある方が無駄遣いしにくいです。
年間の手取り収入から月々いくらでやり繰りをすればよいのかを決定します。
支出項目別に予算を組んでその金額を意識すると、無茶な支出はしないようになります。
予算額をオーバーしそうになったら、どうしても必要な出費か、我慢できる出費かを考えてみます。
節約して目標の資金を手に入れることができたら達成感も大きいです。
まずは、支出項目の具体的な金額を意識するだけでも、家計の出費は引き締まります。支出は常に流動的ですが、収入はほぼ一定で変化がないことしっかり認識しましょう。
衝動買いせず一晩考えてから購入する事で無駄遣いしない
以前から買いたいと思っていた商品ではなくても、偶然目に留まったり販売員さんの上手なセールストークを聞いた時など、どうしても欲しくなって、速攻、買ってしまう時があります。
衝動買いの商品ほど高価なものが多く、後で飛びつくほどでもなかったと後悔することがあります。
その場で即決しないでまず売り場を一回りすることなど余裕を持つことでも衝動買いを防ぐ効果はあります。
衝動買いする時はこれはすごくいいものだと思い詰めたり、今買わないと手に入らないと焦ってしまうこともあるからです。
しかし、家計の負担を考えて、予定していた買い物でなければ、一晩考えて購入を決める習慣をつけるべきです。
一晩のうちには家族や友人に相談するよう時間があるかもしれません。一途にならないで広い視野で買い物の価値を見極めたいものです。
クリーンオフの制度は、消費者に後で後悔するような無駄遣いさせないための法律でもあるのです。
買う前にレンタルができないか探して無駄遣いしない
欲しいものがあってもレンタルすることで、大きな出費を防げる場合があります。
自分の所有品でないものを着たり使用することに抵抗がある人も、レンタルの良さを考えてみましょう。
例えばドレスや着物、せっかく購入しても数えるほどしか着ない人がほとんどです。
レンタル品でも少し高額代金を支払えば、新品をレンタルできたりハイクラスなものを使用できる時代です。
また、この商品はレンタルですというタグやプレートがあるわけではありません。レンタルしていることを自分で公表しない限り知られることもないのです。
最近は、レンタルも自動車や家具まで品ぞろえも充実しています。
高額な商品を買うのと、必要がなくなったり思ったようなものでなければ返品すればいいレンタルのどちらが経済的なのか試算して、選ぶことは無駄遣いの抑止法の一つです。
空腹の状態で食糧品を買いに行かずに無駄遣いしない
お腹が空いていると食事する時、どうしても量を見極めずに食べ過ぎてしまうことがあります。
それと同じで、空腹時に食料品の買い出しに行くと、手あたり次第たくさんの食料を買い過ぎてしまう傾向があります。帰宅したら料理せずににすぐ食べられる物をと慌てて金額の張る出来合いのお弁当などお財布の口を緩めてしまいがちです。
どんなものがどのくらい必要か予め考えておいて予定の品のみを買うようにして無駄遣いを防ぎましょう。
事前に献立を決めて、それに必要な食材だけにすることがベストです。
お腹が空いた状態ではたくさん食べたいという願望が強くなりますが、そんな食の衝動買いは止めましょう。
貯金用の口座を作って定期預金して無駄遣いをしない
普通預金からお金を無計画に引き出しているのでは、その月の出費が多すぎるのかどうかも見当が付きません。
電子決済も使用履歴をしっかりチェックしない限り、手元に現金がなくても簡単に支払いができるので出費に対する危機感が薄れてしまうことがあります。
そこで、預金用の通帳や口座を別に作って、給料が入ったら毎月、定期預金するような方法をおすすめします。
マイホーム、自家用車購入計画などがあればそれを目的とした積立貯金します。計画通りにお金が貯まれば頑張ったかいもあります。
毎月、先に貯金するということで、家計で自由に使えるお金が制限されるので、自動的に無駄遣いが少なくなります。
無駄遣いをやめたい主婦は気を付けるべき無駄遣いを減らす方法
漠然と無駄遣いをしないことを心に誓うだけではなく、具体的な約束事を決めるといいでしょう。
例えば、予定外の買い物はしないという決めごとをします。安いからまとめ買いしてもそれだけの量が本当に必要なのかなど予め考えることにします。
無駄遣いをしないためにあまり制限された生活を送っても、ストレスが溜まって爆買いなどということになっても逆効果です。
セールに釣られて余計なものは買わずに無駄遣いを減らす
新聞の広告やスマホに送られてるお買い得セールの情報をチェックして商品を安く手に入れることはお金の節約に有効な手立てです。
しかし、あまり自分が使わない商品である場合はセールに釣られて買ったとしても、箪笥の肥やし状態になることがあります。そして最後に捨てることになれば、堂々無駄遣いです。
また、衣料品のセールにむやみに飛びつくと、着る機会のない買い物になる場合もあります、
今後をよく考えて、利用価値がないものに手を出さないことは無駄遣いをなくすコツの一つです。
まとめ買いは本当に得なのか考えてから購入する事で無駄遣いをやめる
いくら安くとも必要以上に買いだめすることには問題があります。
使い終わらないうちに消費期限が切れて無駄にすることも考えられます。また、最初は便利に利用していても途中でその商品に飽きてしまい、消費量が少なくなってしまうこともあります。
結局、使い切れなくて、お友達やご近所におすそ分けすることになったとしたらある意味無駄遣いです。
自分の使う量をよく考えて、必要以上に買わないことが大切です。
例えば、ネットショッピングでまとめ買いをして、一定金額以上になれば送料無料のサービスが受けられることがあります。しかし、無理にたくさん買ってもそれが本当の意味でのお買い得になるかはよく考えなければなりません。
購入を予定していた必需品を必要な数だけ、セールの時に買うことは有意義です。しかし安いからと言って使い切れない、使わない商品を購入することは避けるべきです。こんなことも、立派な無駄遣いです。
ミニマルライフ・シンプルライフを目指して無駄遣いをしない
ミニマルライフ、シンプルライフが若い年齢の人を中心に最近注目されています。
物を買わない、今持っている物を工夫して使う、一番使い勝手の良いもの一つをセレクトするような気持ちを持ち続けて生活するのです。
不用品は捨てるのではなく、友人や知り合いなど必要としている人に譲る、またはリサイクルショップでお金に替えるなどします。
少なくとも、将来のためにと買い置きするのは止めたいところです。時間が経つとその品をどこに置いたか忘れてしまい見つからず、同じ品を買ってしまうことさえ起きかねません。二重買いですから、それこそ無駄遣いです。
必要な物を最低限の数を購入し、それを使い切ったら補充するというライフスタイルの方が経済的です。
無駄遣いしないためには財布の使い方を工夫する
できれば財布も用途別に分けて、月の予算額を別々に分けて入れて管理すると、どれだけ使ったが見えやすいです。
給料が入ったら生活費、被服費、交際費などに分けて支出すると、自分の支出がよく見えて無駄遣いの防止になります。残高をいつも意識し、上限額を決めて給料を割り振れば使い過ぎを防ぐことができます。
お財布はコンパクトなものを選びましょう。クレジットカード、キャッシュカード、あちこちのポイントカード等、財布にごちゃごちゃ入っていると、支出の流れが見えにくくなる原因です。なるべく支出は一か所からにした方が支出が目に見えて、今月、後どれだけ使えるかもはっきりとわかります。
レシートはマメに見直して、無駄遣いが行われていないかチェックします。
無駄なお金はお財布に入れて持ち歩かないことにします。万が一、家計の予算に余裕があったら、メインのお財布に入れずに、貯金専用の財布や袋を設定して貯めておくのも効果的です。どうしてもの急な出費も避けられないので、そんな時に使うと本当に助かります。
無駄遣いしない人の特徴は?
どうしてもかなえたい夢や目標がある人は、それに向かっての努力を惜しみません。その夢を実現するためにお金が必要であると無駄遣いを止める大きなモチベーションとなります。
無駄遣いを止めようと思っていても、一回ぐらいはお財布のひもを緩めてもいいかと考えることもあるでしょう。しかし、1回それを許すと甘えが起きて、無駄遣いが止められないこともあります。
また、分割払い、ローン、リボ払いを利用しないで現金支払いの生活を送ればお金の使い過ぎで悩むこともありません。自分が今、使うことのできる現金を実際に目にしていれば、嫌でも必要以上に使わない自覚が生まれます。
無駄遣いしない人は将来を見据えて自分の夢をかなえようとする強い意思が働くのです。
将来を見据えた貯金目標額がある
家族全員の将来を見据えて複数の貯金目標額があると、無駄遣いをしない防波堤となります。
マイホームが欲しい、増改築資金が必要、子供を希望の大学に通わせてあげたい、自分が成長できるように知識やスキルを付けたいなど、今後を長い目で見て計画を立てることはとても大切なことです。
その目標を成し遂げるために家族全員でお金を貯める努力をすれば目標倒れになったり挫折したりすることはないはずです。
目の前の日々の無駄遣いをなくすことはもちろん大切ですが、それが将来の大きな夢の実現につながることをいつも意識すると大きな力となります。
ローンを組まず現金で払える範囲で買い物をする
マイホーム、自家用車など大きな買い物をする時はローンを利用することは致し方ないでしょう。
しかし、それほど高額の買い物でなくても、いつもローンを組んで買い物する人もいます。
欲しいものを手に入れるためにローンを使わないというルールを心に誓ってお金を貯めてみましょう。どうしても欲しいものがあるとお金を貯めるモチベーションが上がり頑張れます。
現金、即金で買い物主義を貫けば無駄遣いはめっきり減るでしょう。
また、ローンは金利が馬鹿にならないこともあります。
欲しいものがあったら節約生活を送るという課題を自分自身に与えなければなりません。
分割払いやリボ払いはしない
2回以上の分割払いやリボ払いには手数料が毎月加算されます。
最近では同じ商品を少しでも安く買えるショップから購入しようと選択します。しかし、分割払いやリボ払いを利用することによって手数料がかかり高額な買い物となってしまう場合もあります。
分割払いもリボ払いも手元にお金がなくても欲しい商品がすぐ手に入るということで魅力的ですが、その後の支払いは手数料が付いて大変になることはしっかり自覚しておかなければいけません。
無駄遣いしない生活を送るにはどうする?
最近では、無駄遣いを減らすアシストをしてくれる優れもののアプリがあります。
無駄遣いを減らすためにどうしても欲しいものがあってもノーマネーデーには絶対に購入しないと決めて実行するのもいいでしょう。
最近のショッピングで、無視できないのがポイント還元です。そのポイントに拘り過ぎることが無駄遣い防止の妨げになることもあります。
最近のネット関連の事象が、ひと昔前の家計のやり繰りには考えられないような影響を及ぼしています。上手く生かして経済的な生活をしたいものです。
無駄遣いを減らすアプリを使う
アプリを使うことで手軽に無駄遣いをなくせるような工夫ができます。
アプリの良いところは、入力など簡単で自動的に無駄遣いを抑えてくれるところです。外出していても簡単にアプリに入力が可能です。
無料のアプリもたくさんあります。
クレジットカードと連携できるもの、スマホでレシートの読み込みができるアプリ、よく行くスーパーなどのチラシも掲載されているものなどなど、アプリごとに特徴があります。自分のライフスタイルに合った無駄遣い防止アプリを選んで使ってみましょう。
アプリ名 | 概要・特徴 |
---|---|
freee会計(フリー) | レシートをスマホで撮影してアプリに取り込めます。銀行やクレジットカードと連携していますし、使ったお金を自動で費目に分別します。どこでも手軽に入力できて家計簿作成が素早くできます。 |
マネーフォワード | 無料と有料アプリがあります。レシートをスマホで撮影し入力可能です。有料で銀行口座と電子マネー、クレジットカードが連携できるので家計簿作りが簡単です。投資を管理することも可能です。銀行口座の情報を登録すると自動で入出金情報を記録できます。 |
おカネレコ | 無料で利用できます。登録なしですぐ使えます。有料になりますが通帳、クレジットカード、電子マネー、ポイントを一括管理できます。費目ごとの円グラフが見られます。予算機能で使い過ぎをチェックできます。 |
ドクターウォレット(Dr.Wallet) | レシートを撮影するだけで、家計簿が作れます。有料でレシートの商品ごとの記録ができます。クレジットカード、電子マネー、ECサイトなどを登録して自動化できます。収支が見やすいグラフで提示されます。 |
レシーピ! | レシートを手書きするほか、撮影しても詳しく読み取れ支出管理ができます。使い方もわかりやすく、可愛いキャラクターも人気があります。貯金目標設定機能など持っています。無料設定で多くの機能を揃えています。 |
お金を遣わないノーマネーデーを作る
今日、出費しないでも大勢に影響がない、今日、1日ぐらいなくても我慢ができるような買い物は必ずあるはずです。
何か1つの物を買おうとしてスーパーやコンビニに行っても、その欲しい商品だけではなく他の商品もつい買ってしまうということもあります。それは無駄遣いの一つと言えます。
買い物をしない日を決めて実行すると、その分、支出はなくなり貯蓄に回せるのです。毎日毎日、無駄遣いを止めようと意識するより、ノーマネーデーだけに我慢する方がストレスを抱えないとも考えられます。
ノーマネーデーを意識してそれ以外の日の買い物も計画的に行われたり、今ある在庫で生活する努力ができるかもしれません。
ノーマネーデーもたまに行い、段階的にお金を使わない生活にシフトしていけば辛くはないかもしれません。
ポイントに執着しすぎないことで無駄遣いを減らす
最近はなんでもポイントが付く時代です。ポイントといえども、それで買い物ができるので現金と同じ存在とも言えます。
商品を購入するとプレゼントとしてポイントがもらえるという感覚で楽しむのならいいですが、ポイントをたくさん集めることに執着するようになればそれはそれで心配なことです。
ポイントをたくさんもらえるということは、イコールたくさん買い物をする必要があるということです。
ポイントの優遇を有意義に利用するために、ポイントをたくさんもらえる日に今まで買いたくても我慢していたものをまとめて買うというのなら問題ありません。
しかし、あちこちのポイントを集めることが中心のショッピングは無駄遣いにつながり、おすすめできません。
無駄遣いとは消費でもなく投資でもない浪費することです
支出には大きく分けて消費、投資、浪費があります。
消費は、いわゆる生活費、日常生活でなくてはならないものです。食費、光熱費、日用品など生活していく上での必需品です。当然その使い道に無駄がないか、収入、家族構成に対して適当な額であるかなどはきちんと検討する価値があります。
投資は長い目で見て、これから価値が上がるようなものに将来を見据えてお金を投入することです。金融商品、建物、土地などだけではなく、家族の教育、キャリアアップのための費用も含みます。キャリアアップ、技術習得などは将来の継続的な収入アップにもつながるので大変重要な投資と考えられます。
上記2つに当てはまらない消費が浪費です。将来性がなく必要のない消費で、いわゆる無駄遣いです。
無駄遣いを防ぐためには、自分にとってどうしても必要な物だけを手に入れ、どんなに良い商品であっても飛びつかないことが大切です。通信教育や習い事を考えている場合も漠然とした目的で行うと身につきません。どうしてもこの仕事に就きたいから、この資格取得が必須というくらいの目的意識は必要です。
無駄遣いを自分のスケールで見極めることは難しいことですが、今後のプラスにならないものは一つ一つ切り捨てたり制限していきましょう。
支出の種類
- 消費・・・必ず必要な生活費
- 投資・・・将来のための貯え
- 浪費・・・無駄遣い
無駄遣いで後悔した一覧
明らかにあの買い物は失敗だった、あの行動でお金を損したなど、思い出すのも嫌なことが誰にでもいくつかあるはずです。
そんな経験はしっかり頭の隅において二度としないように肝に銘じなければなりません。
例えば、自分を高めようと思ってやろうとしたダイエットやエステ、センスいい人になるための洋服買い、ワンランク上を目指すためのセミナーなどでも本当にそれが活かせて、未来への投資となっているかといえばそうでないことも多いのです。
もちろん、たまにはストレス解消のための娯楽要素的な出費は価値のあるものと考えてもいいでしょう。
しかし、浪費にハマってやめられないような事態は避けたいものです。
エステや続かなかったダイエットグッズ
あらゆるダイエットやエステの方法やグッツがネットやテレビから無数に情報として入ってきます。ダイエットやエステに成功した人の談話があれば、自分もやってみたいとその気になるのは致し方ありません。しかし、冷静に考えてみると上手くいかなかった人もかなりいるはずです。
ダイエットやエステなど、短期間で大きな効果を得られるようなグッツや材料などに高額な費用がかかる場合があります。
エステやダイエットに成功して健康で美しい容姿を手に入れることができれば、それは自分磨きの投資と考えられることもできます。
エステやダイエットグッツに大きなお金をかけても長続きしない場合や買ってしまったグッツが効果的に使えなかった場合はやはり無駄遣いと考えていいでしょう。ずっと使わずに部屋に置かれていると憂鬱な気分になります。
ゲーム
ゲームセンター通いや課金できるスマホのゲームなどやり始めると止まらなくなることがあります。そうなると出費も止まりません。たとえ1回100円であっても回数を重ねると馬鹿にできない出費です。
でも、度を超えた出費でなければゲームでリラックスし、ストレスを解消できればそれはそれで意味のあることです。
しかしこれらに使ったお金は、その後の人生に活かされたり、得になるような働きはしてくれません。
自他ともに、ゲームにハマったと判断されるような状態は無駄遣いとして心配な状態です。
宝くじやギャンブル・パチンコ
高額の宝くじに当たるのは、天文学的な確率の出来事です。当たらないと判断します。
ギャンブルやパチンコ産業が立派に成立しているということは儲けがあるということです。ということはギャンブル、パチンコにお金を支払った人が損をしているのです。
ギャンブルやパチンコの借金がやばいのは、依存性の強い遊びで、ハマるとなかなか抜け出せないからです。
1か月で得た収入をわずか1日で使い切ってしまうこともあります。
たまに1回だけ大儲けした事実に溺れないようにしましょう。借金してまで遊んだら、無駄遣いの極致です。
ホストやキャバクラ
ホストやキャバクラは大きなお金が必要となります。日々の生活で一生懸命節約しても、その費用は太刀打ちできません。
1度通い始めると、上手い誘い文句でまた遊ぶことを約束させられ何度も足を運ぶようになります。
また他のお客とホストやホステスを競うように口車に乗せられ、借金を負うほど出費してしまいます。
この経験をしても、無駄遣いをしたと自覚して目の覚めた人は、この事実を思い出すだけでも嫌だと言います。これらの誘惑を断ち切らなければ、瞬く間に全財産を吸い取られてしまうこともあり、無駄遣いどころではありません。
タバコやお酒
タバコやお酒は嗜好品、楽しむためのものという考え方はできます。しかし健康にいいわけがありません
吸い過ぎ、飲み過ぎはよくありません。体を壊して、病院にかかるようなことがあればタバコ、お酒にかかる費用の他に医療費がかかってしまいます。
また、タバコやお酒は依存性があると言われています。
タバコやお酒を習慣にしたら、月にどのくらいかかるかを計算し、それを何年間も続けた場合を試算すると金額の高さに驚くはずです。浪費したと考えるお金はどんどん家計から逃げていきますが、その分、体に毒が溜まっていきます。
アルコール依存症、肺気腫などの疾患になったら完治は望めません。
儲かる・稼げるセミナーや商材
通常のアルバイトより高収入が得られる、短時間で稼げる、在宅で副収入が得られるなど、人の気を引くような謳い文句で有料のセミナーに勧誘されたり、収入を上げるための商材を売りつけられたりすることがあります。
収入を得るための準備金としてお金を支払わなければならない時、有料の道具を揃える必要があると切り出されたら要注意です。
お金がない時には、特にひっかりやすくなります。本当に儲かるのかよく考えましょう。
講習会を受け商材を揃えて、それが収入に繋がらなかったら大きな無駄遣いです。
簡単に儲けることができたら、みんながその方法でお金を得て苦労はしないのです。そんなに簡単にお金が手に入るはずはないと心を引き締めるべきです。
お金が儲かると思っても、大量に仕入れた商材が捌ききれずに我が家に山と置かれていたら、かなり憂鬱な精神状態となります。
洋服やファッションアイテム
洋服やファッションアイテムには流行があります。流行に左右されると、服飾費の無駄遣いにつながります。
それを防止する一つのルールとして、1着処分したら1着購入すると決めておけば、同じような服を複数買ってしまうこともありません。
またお気に入りの服を頻繁に着ることが多いので、あまり着ない服や靴バックなどは思い切って処分するなり、リサイクルでお金に替える手もあります。
購入する時は気に入って買いますが、いつの間にかクローゼットに入りきらないほどの服が溜まって整理するのもうんざりすることがあります。
セール品に飛びついて買うと、結局は着ることもなく衣料費の無駄遣いにつながる場合が多いのです。
良い品、気に入った品を最低限買って着回しし、手入れをマメに行うことが、無駄遣いの防止につながります。
趣味
趣味や娯楽は無駄遣いとはいえません。趣味を持ったり、教養を高めることによって、自分に自信が持てたり生きがいとなれば、自分への投資とも考えることができます。
しかし、自分の興味のあることには夢中になり打ち込んでお金を限度なく使ってしまう人もいます。家計費を圧迫するほどお金をかけるのは考え物です。趣味で生計を立てるということはなかなかできないのです。
家計を圧迫しない程度に趣味を楽しむことで生活が充実し、家族にもある程度理解してもらえたら、出費も無駄遣いとはいえません。
なるべく少ない予算で、最大限に楽しめるように工夫して、無駄遣いと言われないようにしたいものです。
旅行
旅行は宿泊料金だけではなく交通費、お土産代、食事などもろもろ費用がかかるので、思った以上の出費となります。帰ってくれば思い出だけで何も残りません。
楽しい思い出と気分転換は大切なことですが、家計が苦しいことで、旅行の後、長い期間に渡って経済的負担を背負うこともあり得ます。
旅行は心豊かにするために100%無駄遣いというわけではありません。
しかし、無計画に何度も旅行することは家計の安定のために許されません。
もし、旅行を生きがいと考えている人は、前々から無駄遣いをなくして旅行のための積立預金をし、計画的に費用を捻出し実現するといいでしょう。
無駄遣いしないためのよくある質問
無駄なお金を使わない生活を送るには?
お金の使い道は、あらかじめ予算を立ててそれ以外の出費を絶対にしないと心に誓うことです。
もちろん、冠婚葬祭、病気などの不意の出費もあると思いますが、それらは予備費として別枠で備えておくといいでしょう。
予算の中に入れていなくてどうしても欲しいものがあったら、すぐに買わないで来月の予算で検討しようという気持ちを持ちましょう。
今、使っているものが使えなくなったら廃棄して新しい商品と買い替えるという方針が無駄なお金を使わないコツです。
無駄遣いしない人の特徴は?
無駄遣いしない人は、ミニマムライフ、シンプルライフに徹した生活を送っています。
最低限必要な物しか買わない、買い置きしない、なくなったもののみを補充する、要らないものは処分するという生活を貫いているのです。
今、あるものを活用する、ないものがあっても代替え品を持っているものの中から見つけて使うなどの工夫をして生活のスリム化に努めているのです。
無駄遣いを減らすアプリは何がありますか?
簡単に使える家計簿アプリが数多く紹介されています。無料、有料のなど様々あります。
使い方もとても簡単で、毎日、手書きの家計簿をつけている人にとっては夢のような優れものです。
マネーフォワード、おカネレコ、zaim、ドクターウオレットなど多数あります。それらは、無駄遣いを防止する機能を備えています。
レシートをスマホで撮影するだけで管理できるもの、銀行口座や電子マネーと連携しているものなど、自分の希望に合わせて選択するといいでしょう。
無駄遣いしない生活を楽しくするには?
無駄遣いしない努力をして月々貯金をして目標を達成したら、ずっと行きたかった旅行費用にする、ピアノや大きな家具を購入する、リフォーム資金に充てるなど夢を持てると未来を予想して節約生活も楽しみができるはずです。
ただ漠然と無駄遣いを止めなきゃと思い詰めるより、何か目標を持って貯金することをおすすめします。
自分だけで、無駄遣いをしない努力をするより、家族全員で共通の目標を目指して頑張った方が励みにもなります。
欲しいものがあっても予算外の出費だなと思ったら、旅行など今、現在の夢を実現できてからの買い物だと考えられたらが無駄遣いも減るはずです。
無駄遣いするデメリットは何ですか?
無駄遣いはお金を使っても将来性がないことが一番のデメリットです。
無駄遣いを止められないのが、人間の本性とも言えます。お金を使ってしまって後悔のために精神状態が悪くなり落ち込み、日常生活も健康的に送れなくなることもあります。
無駄遣いは、ほんの軽い気持ちでやってしまいます。しかし無駄遣いのツケを家族にまで負わせてしまう事態は、すぐに起きる現象です。そして無駄遣いを挽回することはかなりの努力がいるのです。
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この記事の監修者 | 山口みき |
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自己紹介 | 金融WEBメディア運営・管理経験(3年以上)を活かし「お金借りる今すぐナビ」の編集・監修を担当。FP技能士や貸金業務取扱主任者・クレジット債権管理士の資格取得にも前向きに取り組んでおり、借り入れに関する疑問や不安に応えるため、常に正確で専門的な情報提供に努めています。 |
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