消費者金融はカードローンをメインで取り扱っていますが、クレジットカードの発行業務も行っている消費者金融もあります。
消費者金融系クレジットカードにはカードローン機能が備わっているため、キャッシング枠のように少額ではなく、高額の借り入れにも対応できます。
しかし、ほかの系列のクレジットカードと比較すると、付帯サービスが充実しておらず、クレジットカードの特典を期待している人は満足できない可能性があります。
そのため、高還元のポイントサービスやキャッシュバックサービスを享受したい人は、加盟店や優待店が数多く協賛している信販系クレジットカードが最適です。
なお、消費者金融クレジットカードの審査は甘いと言われますが、ほかの系列と同じような審査が行われており、審査基準こそ違いますが甘いということは決してありません。
- 消費者金融クレジットカードはカードローンが付帯
- 消費者金融クレジットカードの審査は甘くない
- 消費者金融カードローンの借り過ぎは審査に影響
- 信販系クレジットカードは充実したサービスが受けられる
- 消費者金融クレカのデメリットは付帯サービスが心もとない
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<審査通過に成功するコツ>①虚偽(ウソ)は書かない ②免許証等の提出書類の添付忘れ ③限度額設定は必要な分だけ ※ブラックは申込・借入不可
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消費者金融のクレジットカードの種類一覧
消費者金融といえばカードローンのイメージが強いですが、一部の消費者金融ではクレジットカードの発行も行っています。
特に、レイクを除く大手消費者金融はクレジットカードの取り扱いがあります。
消費者金融のクレジットカードは、カードローン会員を対象としていることが多く、クレジットカード1枚で、カードローンも利用することができます。
クレジットカードのキャッシング枠は金利が高い傾向にありますが、カードローンの貸付条件で利用できるため、金利はキャッシング枠よりは低いことが多いです。
ただし、カードローンと違い、即日発行ができない消費者金融が多いため、前もって申し込むことが必要になります。
また、カードローンにはないポイントやキャッシュバックサービスが付帯しているため、お得に利用することができます。
プロミスのプロミスVisaカードは年会費が永年無料
申し込み条件 | 満18歳以上のプロミス会員の方 |
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カード発行までの時間 | 情報なし |
クレジット限度額 | 100万円 |
クレジットの金利(年利) | 12%~14.75% |
カードローンの限度額 | 500万円 |
カードローンの金利(年利) | 4.5%~17.8% |
ポイントサービス・キャッシュバックサービス | Vポイント |
国際ブランド | Visa |
プロミスVisaカードは、年会費永年無料のプロミスローン機能付きクレジットカードのため、キャッシング枠はありません。
高校生を除く18歳以上から申込可能ですが、20歳未満は保護者の同意が必要となります。
プロミス会員であることが条件のため、未会員の人はカードローンの申し込みをして会員になってから、プロミスVisaカードの申し込み手続きが必要です。
カード発行までの時間は不明ですが、カードは自宅へ郵送されてくるため、即日発行されることはありません。
クレジットの限度額は100万円に対し、カードローンの限度額は500万円のため、クレジット機能付きローンカードの印象が強いです。
ポイントサービスは三井住友カードの「Vポイント」で、通常税込200円のカード利用で1ポイント貯まりますが、条件を満たせば利用金額の最大10%がポイント還元されます。
家族ポイントや学生ポイントなどのサービスも充実しており、返済でもポイントが貯まります。
アコムのACマスターカードはむじんくんで即日カード発行可
申し込み条件 | 情報なし |
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カード発行までの時間 | 最短即日 |
クレジット限度額 | 300万円 |
クレジットの金利(年利) | 10%~14.6% |
カードローンの限度額 | 800万円 |
カードローンの金利(年利) | 3%~18% |
ポイントサービス・キャッシュバックサービス | 毎月のご利用金額から0.25%キャッシュバック |
国際ブランド | Mastercard |
アコムのACマスターカードはMastercardブランドのクレジットカードです。
クレジットカードの申し込み条件は明らかにされていませんが、カードローンの申し込み条件は次のとおりのため、20歳以上の安定した収入のあることが申し込み条件と思われます。(お金を借りる時の審査はどこまで見られる?)
お申し込み条件
・お申し込み時に20歳以上の方。
・安定した収入と返済能力を有する方。
・当社基準を満たす方。(引用元:【アコム公式】カードローンの審査前にお借入可能かスピード診断!|3秒診断|カードローン・キャッシングならアコム)
上限額はクレジットカードが300万円、カードローンが800万円ですが、いずれか高いほうがカードの上限額となります。
利用可能枠は合算のため、ショッピングで全額利用しているときは、カードローンを利用することはできません。
毎月の利用金額の0.25%が自動的にキャッシュバックされる仕組みになっていますが、ACマスターカードはリボ払いしかできないため、リボ払いのデメリットのひとつである利息の支払いが大きくなる可能性があることに注意が必要です。
ACマスターカードはリボ払いのみのため、利息がかさむおそれがあります。
入会審査が可決すればむじんくん(自動契約機)でカード発行できるため、最短即日でカードを手にすることができます。
SMBCモビットのTカードプラス(SMBCモビットnext)はETCカードもつけられる
申し込み条件 | 満20歳以上のモビットカード会員の方 |
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カード発行までの時間 | 最短5営業日 |
クレジット限度額 | 80万円 |
クレジットの金利(年利) | 12%~14.75% |
カードローンの限度額 | 800万円 |
カードローンの金利(年利) | 3%~18% |
ポイントサービス・キャッシュバックサービス | Vポイント |
国際ブランド | Mastercard |
※カードローン審査通過後にクレジットカードの審査があります。
Tカードプラス(SMBCモビットnext)は、Vポイントとローンの2つの機能が付加されたクレジットカードです。
カードローンの上限額が800万円なのに対し、クレジットの上限額が1割にあたる80万円しかないため、メインで使用するカードとしては物足りないかもしれません。
モビット会員でなければ申し込みができないため、SMBCモビットと未契約の人は、モビットカード発行後に申し込むことになります。
共通ポイントサービスのパイオニアと言えるVポイントを貯めることができ、200円の利用で1ポイントの還元で、返済額の利息分についてもポイントが付与されます。
追加カードとして「ETCカード」も申し込みができ、100万円のショッピング補償がついているため、安心して買い物ができます。
アイフルはグループ企業のライフカード
申し込み条件 | 18歳以上、日本国内在住かつ電話連絡が可能な方 |
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カード発行までの時間 | 最短2日 |
クレジット限度額 | 200万円 |
クレジットの金利(年利) | 10%~14.9% |
カードローンの限度額 | 200万円 |
カードローンの金利(年利) | 13.505%~18% |
ポイントサービス・キャッシュバックサービス | LIFEサンクスポイント |
国際ブランド | Mastercard JCB Visa |
ライフカードは、アコムの完全子会社である「ライフカード株式会社」が発行するクレジットカードです。
収入に関する条件がないため、収入のない専業主婦(主夫)であっても連絡先があれば申し込みができます。
上限額はショッピング枠とキャッシング枠を合わせて200万円です。
ブランドはMastercard、JCB、Visaの中から選ぶことができ、最短2日で発行されます。
独自のポイントサービスである「LIFEサンクスポイント」を展開しており、利用金額1,000円ごとに1ポイント還元されます。
そのため、還元率が低く感じますが、誕生月やステージ制プログラムなどのポイントアップサービスがあるため、高水準の還元率を誇ります。
なお、安定した収入のある23歳以上の人であれば、ゴールドカードを申し込むことも可能です。
消費者金融クレジットカードとカードローンの違いは?
消費者金融クレジットカードとカードローンの違いは次の2点です。
- ショッピング機能の有無
- 借り入れの制限の有無
両者の一番の違いはショッピング機能の有無にあります。
クレジットカードは、商品やサービスの後払いをすることがカードの本来の目的ですが、キャッシング枠があれば借り入れもすることができます。
これに対して、カードローンは借り入れに特化したカードであり、借り入れ以外で利用することはできません。
しかし、カードローンは限度額内であれば自由に借り入れをすることができますが、クレジットカードのキャッシング枠はショッピング枠に含まれています。
そのため、キャッシング枠の限度額があっても利用できないことがあり、利用状況に応じて借り入れが制限されます。
消費者金融系クレジットカードとは?
クレジットカード決済は、発行元が商品代金を立て替え、後日利用者が発行元に対して一括または分割で支払いをするという仕組みのため、発行元の多くはクレジット業務をメインに行う信販会社です。
これに対し、消費者金融クレジットカードの発行元は、カードローンを主力商品として扱う消費者金融です。
そのため、利用枠はショッピング枠とカードローン枠となり、カードローン枠の限度額が大きい傾向にあります。
一方、信販会社のクレジットカードはショッピング枠とキャッシング枠からなり、ショッピング枠の限度額が大きいです。
このように、消費者金融クレジットカードと信販会社のクレジットカードの大きな違いは発行元にあり、1枚のカードにショッピング機能と借り入れ機能が搭載されている点は同じです。
クレジットカードにはキャッシング枠とはショッピング枠がある
クレジットカードには商品やサービスを立て替えることができるショッピング枠と、ATMなどで借り入れができるキャッシング枠があります。
ショッピング枠はクレジットカードに必ず設定されますが、キャッシング枠の設定は基本的に利用者の意思に委ねられており、希望しない人には設定されません。
なお、キャッシング枠は総量規制の対象となるため、必ずしも限度額(利用枠)が設定されるわけではなく、設定されたとしても少額となることが多いです。
いずれにしても、限度額はそれぞれ独立しているわけではなく、キャッシング枠はショッピング枠に含まれています。
そのため、キャッシング枠が設定されていても、ショッピング枠の利用状況によっては利用することができません。
消費者金融カードローンのメリット・デメリット
クレジットカードのキャッシング枠に似た商品としてカードローンがありますが、どちらも限度額内であれば繰り返し借り入れができる点は同じです。
消費者金融カードローンの特徴を理解して、自分の求める条件にあったほうを利用するのが得策です。
- 即日融資に対応
- スピーディーに利用できる
消費者金融カードローンの最大のメリットは、申し込みをしてから30分前後で融資実行までこぎつけることができる融資までのスピードにあります。
即日融資にも対応しているため、急な出費などすぐにお金が必要なときに非常に助かります。
- 総量規制の対象
- 金利が高い
しかし、消費者金融カードローンは総量規制の対象となるため、年収の3分の1を超えて借り入れをすることができません。
また、銀行カードローンと比較すると金利が高い傾向にあり、返済総額が大きくなってしまうデメリットがあります。
信販系クレジットカード一覧と特徴
信販系クレジットカードでおすすめのカードを一覧にしました。
アメリカン・エキスプレスのグリーンカード | 月会費制 |
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JCBカードのJCB CARD W | いつでもポイント2倍還元 |
三井住友カードの三井住友カード(NL) | ナンバーレスカード |
三菱UFJニコスの三菱UFJカード | 最大10%をポイント還元 |
オリコのOrico Card THE POINT | 1%をポイント還元 |
クレディセゾンのLikeme by saison card | 毎月1%キャッシュバック |
信販系クレジットカードは、ショッピングローンを主に取り扱う信販会社が発行するクレジットカードです。
信販系クレジットカードには次のような特徴があります。
- 基本年会費無料
- 充実のサービス
クレジットカードは発行元やブランドによっては、所持しているだけや利用状況によって年会費が発生するものがあります。
ほとんどの信販系クレジットカードは、年会費を永年無料としているところが多いです。
しかし、一部のカードやゴールドカードなどの上位カードは年会費が発生するため、すべてのカードが無料というわけではありません。
また、信販系クレジットカードは多くの加盟店や優待店があるため、ポイント還元サービスなどのさまざまな特典や、旅行保険などの付帯サービスを享受することができます。
銀行系クレジットカード一覧と特徴
銀行系クレジットカードでおすすめのカードを一覧にしました。
みずほ銀行のみずほマイレージクラブカード | 取引状況に応じて各種手数料が無料 |
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三井住友銀行のSMBC CARD | クレジット機能搭載型キャッシュカード |
三菱UFJ銀行の三菱UFJカード | 対象店舗で5.5%ポイント還元 |
りそな銀行のりそなクレジットカード | 利用状況に応じて毎年ポイント還元 |
楽天銀行のクレジット機能付きキャッシュカード | 普通預金金利が大手銀行の40倍 |
PayPay銀行のJNB VISAカード・JNB JCBカード | オンラインで申込み可能 |
住信SBI銀行のミライノカード | 取引状況に応じて各種手数料が無料 |
銀行系クレジットカードは、銀行と銀行グループに属する企業が発行するクレジットカードです。
銀行系クレジットカードの大きな特徴は、銀行に対する信頼からもたらされる安心感にあります。
セキュリティが充実しているため、安心してクレジットカードを利用することができます。
ほかのクレジットカードと比べて入会審査が厳しい傾向にあるため、所有しているだけでステータスになり、人前や高級ブランド店でも堂々と出すことができます。
しかし、ポイント還元率は低いことが多いため、ポイントサービスやキャッシュバックサービスを目的での入会には不向きです。
また、クレジット機能が付加されたキャッシュカードの発行もありますが、便利である一方、紛失したときは口座の利用にも影響が出るため一長一短です。
流通系クレジットカード一覧と特徴
流通系クレジットカードでおすすめのカードを一覧にしました。
セブンカードのセブンカード・プラス | 電子マネーの「nanaco」搭載 |
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エポスカードのエポスカード | 優待が充実 |
イオン銀行のイオンカードセレクト | 条件達成で無料でゴールドカード発行 |
流通系クレジットカードは、百貨店やスーパー、コンビニなどの小売店が発行するクレジットカードです。
流通系クレジットカードの特徴は次のとおりです。
- 高還元率のポイントサービス
- 即日発行
流通系クレジットカードの最大の特徴は高還元のポイントにあります。
日常的に買い物をするスーパーや百貨店を対象店舗とするクレジットカードで決済することによって、高還元率のポイントや割引などの特典を受けることができます。
また、流通系クレジットカードは店頭で入会を受け付けていることもあり、審査が通ればその場でカードが発行されます。
そのため、クレジットカードの特典は入会したその日から享受することができます。
消費者金融系クレジットカードのメリット・デメリット
消費者金融系クレジットカードは、ほかのクレジットカードと比べて審査難易度が低い傾向にあります。
そのため、即日発行されるなど入会手続きがスムーズである反面、ステータス性は低く見られてしまいます。
消費者金融系クレジットカードとわからないような券面をしているものの、ステータス性が気になる人には不向きです。
一方で、クレジットカードでキャッシングも考えている人には、消費者金融系クレジットカードが最適です。
クレジットカードのキャッシング枠は、性質上限度額の設定は少額になりますが、消費者金融系クレジットカードはカードローン機能がついているため、高額の利用も検討することができます。
しかし、ポイントサービスなどのほかの特典は充実しているとは言えないため、入会目的やサービスにあったカードを選ぶことが大切です。
消費者金融クレジットカードのメリット
消費者金融クレジットカードには、銀行系や信販系、流通系と比べて次のようなメリットがあります。
- カードローン機能がある
- スピーディーな入会手続き
一般的なクレジットカードは、キャッシング機能は付帯サービスの一種でしかありません。
消費者金融クレジットカードは、カードを発行するためにはカードローン会員になることが条件となっており、キャッシング枠ではなくカードローンが備わっています。
そのため、キャッシング枠のように利用枠は少額ではなく、まとまった金額の借り入れもクレジットカード1枚で対応することができます。
また、カードローンは即日融資に対応していることもあって、クレジットカードも即日発行に対応している消費者金融もあり、スピーディーに入会することができます。
消費者金融はやめとけと言う意見もありますが、これらのメリットを知っておき、活かせると便利です。
消費者金融クレジットカードのデメリット
ほかのクレジットカードと比較した場合、消費者金融クレジットカードには次のようなデメリットがあります。
- 付帯サービスが物足りない
- ステータス性に欠ける
- 追加カードが発行できないことがある
クレジットカードにはポイント還元やキャッシュバック、旅行傷害保険などの付帯サービスが備わっていることが多いです。
しかし、消費者金融クレジットカードには付帯サービスがない、またはあっても充実していないことが多いため、付帯サービス目的での発行には適しません。
さらに、ETCカードや家族カードなどの追加カードも発行できない場合もあるため、入会前に確認が必要です。
また、消費者金融クレジットカードは、発行元が消費者金融であることや審査難易度が低いため、ステータス性に欠けるという難点もあります。
消費者金融クレジットカードの審査では返済能力と信用情報が見られる
クレジットカードの入会申し込みをすると審査が必ず行われます。
審査では次のようなことが行われます。
- 在籍確認を含む返済能力の調査
- 信用情報機関への照会
カード会社は、利用者が支払うべき代金を立て替えて後日利用者に請求するため、返済ができない人に対してカードを発行することはありません。
そのため、在籍確認も含めて返済能力の調査を行い、入会可否の判断をします。
また、信用情報も確認するため、現在はもちろん過去に延滞があるなどブラックになっている場合は審査に影響します。
このような審査は消費者金融系などの系列を問わず行われるため、系列は違えど同じような審査が行われます。
ただし、審査基準は各カード会社によって異なるため、審査難易度には違いがあるのが実情です。
しかし、系列によって審査が甘い・緩いということはありません。
信販系・流通系・銀行系との審査の違い
クレジットカードの入会にあたっては審査が行われます。
審査は返済能力の有無を確認されるため、安定した収入がなければ審査を通過することはできません。
しかし、安定した収入は本人になくてもよく、配偶者の収入を加味した世帯収入や預貯金なども考慮されるため、収入のない専業主婦(主夫)でも審査に通ることもあります。
また、審査の過程で必ずクレジットヒストリー(クレヒス)を調査されるため、金融事故や長期延滞などで信用情報がブラックになっていると審査は厳しくなります。
なお、信販系や流通系、銀行系などの系列によって審査難易度に違いはあるものの、審査自体には大きな違いは見られません。
本人確認書類や収入証明書などの必要書類を求められることになるため、属性や収入を偽って申し込んではいけません。
消費者金融クレジットカードだからと言って審査が甘いということはない
クレジットカードは系列によって審査難易度に差があります。(お金借りるための審査内容)
特に、消費者金融系は審査難易度が低く、銀行系は高いとされていますが、審査基準の違いによるものであり、決して無審査や審査が甘いわけではありません。
なお、日本におけるクレジットカードの老舗とも言うべき信販系も、銀行系よりは審査難易度が低いですが、審査は甘くありません。
消費者金融クレジットカードの審査が甘いと言われるのは、カードローンに対する印象の影響が強いと考えられます。
消費者金融カードローンも審査が甘いとよく言われるため、同じようにクレジットカードも審査が甘いという認識になっています。
しかし、実際はどちらのカードも、審査基準に基づいて審査が行われているため、甘いわけではありません。
クレジットカードの審査の流れ
一般的にクレジットカードの審査は、「申し込み」、「審査」、「カード発行」の3段階となります。
申し込みの段階においては、クレジットカードの特典やサービスなどを検討して、自分が求めるサービスの提供やライフスタイルにあうカード会社を選ぶのが賢明です。
申し込み先が決まったら、WEBや店頭などで申し込みと必要書類の提出をします。
審査の段階では、審査基準を満たしているかの確認や信用情報機関への照会、在籍確認などが行われます。
自動審査を導入しているカード会社では入会可否が数分程度で判明するため、審査基準を満たしていない場合は、申し込み後間もなく否決の連絡(瞬殺)がくることもあります。
審査を通過したあかつきにはクレジットカードが発行されますが、即日発行に対応していない場合郵送されてくるため、受け取りまで数日から1週間程度かかります。
必要書類
クレジットカードの審査には本人確認書類が必ず必要になり、本人確認書類として一般的に認められているのは次の書類です。(お金借りるための必要書類)
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 住民票(発行日から3ヶ月以内)
申込内容と本人確認書類が一致しなければ審査時間が長くなったり、虚偽申し込みとして扱われる可能性があるため、誤りがないか確認することが重要です。
また、利用金額の口座振替先の登録のために、銀行の口座情報がわかる預金通帳や通帳アプリなども必要になります。
さらに、審査状況によっては収入証明書が必要になることもあります。
収入証明書はすべて最新のものでなければなりません。
- 源泉徴収票
- 支払調書
- 所得証明書
- 年金証書
- 年金通知書
- 給与明細書(直近2ヵ月分)
- 確定申告書
- 納税通知書
なお、必要書類はカード会社によって異なるため、申し込み前に確認が必要です。
消費者金融で借りていると他のクレジットカードは作れない?
クレジットカードの発行と総量規制には直接的な関係がないため、消費者金融の借り入れがあるだけでは審査に影響することはありません。
しかし、取引状況によっては審査を左右する可能性もあります。
借り入れの支払いが延滞していたり、金融事故があることが信用情報を通して判明したときは審査に影響する可能性が高いです。
また、信用情報がブラックでなくとも総量規制を超える借り入れがあったり、総量規制を超えていなくても件数が多い状況であれば、債務超過が疑われる可能性があります。(消費者金融で借りると信用情報に傷がつく?)
そのため、消費者金融で借り入れがある状態で、クレジットカードの新規発行を検討しているときは、取引状況や借入状況に応じて申し込みのタイミングを考える必要があります。
消費者金融で借りている時のクレジットカード審査への影響はない
消費者金融からの借り入れは総量規制の対象となります。
総量規制とは貸金業者からの借り入れを年収の3分の1までに制限するルールです。
過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。例えば、年収300万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で100万円となります。
総量規制の対象は、例外貸付や除外貸付に分類されない貸金業者からの借り入れに限定されており、借り入れではないクレジットカードには無関係です。
そのため、消費者金融の利用自体はクレジットカードの審査に影響しません。
ただし、消費者金融との取引において、返済が滞っている状態、または過去にあったときは審査に影響する可能性が出てきます。
また、カード会社が貸金業者である場合、クレジットカードのキャッシング枠は総量規制の対象となるため、キャッシング枠の付帯に関しては影響します。
つまり、消費者金融の利用がクレジットカードの審査に影響するかどうかは、取引状況次第ということになります。
信用情報がブラックだと新規クレジットカードの契約は難しい
クレジットカードの審査は、信用情報機関から提供される信用情報が重要なカギを握ります。
信用情報はクレジットヒストリー(クレヒス)とも呼ばれており、これまでのショッピングローンや分割払いなどの取引状況が登録されています。
そのため、月々の支払額を毎月きちんと支払っていれば、審査にプラスに働く材料となります。
しかし、異動情報と呼ばれる情報が登録されてしまうと、審査に大きなマイナスとなり、クレジットカードの新規契約が厳しくなります。
異動情報が登録された信用情報は「ブラック」と言われており、次のような金融事故があると登録されます。
- 61日を超える延滞
- 債務整理
- 代位弁済
- 貸し倒れ
一度登録されてしまうと、情報が抹消されるまで5年以上かかるため、ブラックにならないような取引をすることが重要です。
裁量規制内(多重債務や他社借入件数など)かどうかも見られている
本来、クレジットカードは総量規制の対象とならないため、総量規制を超えた借り入れがあるかどうかとは無縁です。
しかし、現実には総量規制を超える借り入れがあったり、借入件数が多いと審査が厳しくなる傾向があります。
カード会社は立替金を回収しなければ利益にならないため、返済能力が乏しいと判断したときはカードを発行しません。
総量規制が導入された背景には多重債務者の問題があり、問題の解決策として年収の3分の1を上限としたため、総量規制を超えているということはすでに債務超過している可能性があるということになります。
また、借入件数が多ければ毎月の支払金額も大きくなるため、返済原資の確保が難しくなります。
このような理由から、クレジットカードでも審査で総量規制内かどうかが見られます。
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この記事の監修者 | 山口みき |
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自己紹介 | 金融WEBメディア運営・管理経験(3年以上)を活かし「お金借りる今すぐナビ」の編集・監修を担当。FP技能士や貸金業務取扱主任者・クレジット債権管理士の資格取得にも前向きに取り組んでおり、借り入れに関する疑問や不安に応えるため、常に正確で専門的な情報提供に努めています。 |
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